ファーマーズパッション

 

FARMERS PASSION

すべては、ネパールの荒地の開拓から始まりました。

ファーマーズパッションは、最高のコーヒー豆を作るためにネパールのシャンジャ地方を訪れ、この地で現地の仲間とコーヒー農業をはじめました。当時のネパールにおけるコーヒー市場はかなり悪い状態。品質と価格の折り合いがつかず、買い手がつかない状態が続いていました。多くの農家がコーヒー栽培を諦め、木を伐り出し、畑は荒れ放題。そんな中、私たちは可能性を見出したのです。ネパールの自然環境は、豆の育成に適している。栽培、精製さえ工夫すれば必ずいいものができる。私たちの長い挑戦は、荒地の開拓からはじまりました。

 

180人からスタートした現地の生産者は徐々に増え、コーヒー豆の品質は向上し、ネパール国内でも注目を集めるようになりました。現在、私たちは自社の農園運営を行いながら、ネパール各地を飛び回り、農業の技術指導を行なっています。美味しいコーヒー豆が続々と生まれれば、もっと多くの農家がコーヒー栽培に希望を見出し、この国の発展にもつながるはず。私たちの挑戦は、まだはじまったばかりです。

コーヒーの味の決め手は、栽培と精製の品質、そしてローストとの組み合わせ。

自分たちで行うから生まれる一杯があります。コーヒー豆は一般的な作物と同じで土地や品種、育て方で大きく品質が変わります。私たちは理想の一杯のコーヒーをつくるために、豆の栽培、精製、焙煎(ロースト)、抽出までを自分たちの手で行っています。大切なのは、すべての工程で高い品質を保つこと、そして最適な組み合わせを見つけ出すこと。精製の方法とローストの仕方だけでも、組み合わせ次第でまったく違う味になります。一貫生産しているからこそ、その最適解を導き出すことができるのです。

オーガニックな自然農法

森林農業と呼ばれるアグリフォレストリーで栽培しています。農薬や化学肥料に頼らず、高木で日陰をつくり、スパイスで虫除けを行う、という自然の力を利用した栽培方法です。種まき、堆肥づくり、苗選び、環境整備、収穫など、すべての工程を人の手で行っています。

独自に研究開発した精製方法

コーヒー豆の品質を大きく左右するのが精製方法です。精製は、コーヒーの実から種子を取り出す工程。この際の取り出し方によって、豆から引き出される味に違いが生まれるのです。ファーマーズパッションでは、この重要な工程を研究し、試行錯誤の末ナチュラル製法とハニープロセス製法、エイジング製法を全て自社の農園で行なっています。

精製方法に合わせた独自の焙煎

焙煎工程は、精製工程で引き出した豆の特徴を、より際立たせる工程です。火の入れ方には直火式、熱風式、半熱風式、炭火式などがありますが、ファーマーズパッションでは主に直火式を採用。扱いは難しいですが、豆の良さをダイレクトに引き出す手法です。ライト、ミディアム、ダークと焙煎の方法で味の違いをお楽しみいただけます。

オーガニック栽培によるコーヒーの森
「アグロフォレストリー」アグロフォレストリーとは、主要な樹木を植え、その樹間で別の農作物を栽培する栽培方法です。ファーマーズパッションでは、コーヒーノキを強い日差しや虫から守るために、また十分な収穫が望めるようにネパールの環境に適した良質な作物を選定して栽培しています。季節や土壌によって植えるものは変わりますが、一例としてジュナール、シナモン、バナナ、ティムール(花椒)、グアバ、栗、ハバネロ(唐辛子)、レモングラス、トゥルシー、カス―リメティ―、ニンニク、ターメリック、ショウガ、パイナップル……など実に多様な作物が植えられます。

 

ファーマーズパッションHPより)

 

FARMERS PASSION

コーヒーの森をまるごと味わう。
本当に美味しいコーヒーをつくりたい。私たちファーマーズパッションは、その理想の一杯を追求するために、コーヒー豆の産地であるネパールで豆の生産を始めました。こだわったのは、その土地が持つ個性を活かすこと。化学肥料で無理やり土に栄養を与えるのではなく、自然の力と、人間の力がほどよく調和するやり方を模索した結果、たどり着いたのは“アグロフォレストリー”でした。おそらく、ほとんどの人には私たちの畑が農地なのか、森なのか、見分けがつかないでしょう。豆の原料であるコーヒーノキはもちろん、ジンジャー、チュトロ、シナモン、バナナ、レモングラスなど多様な樹木が茂り、互いが寄り添うようにして宝石のような実をつけます。人の手と天然のハウスで丁寧に育てたコーヒーの森。コーヒーはもちろん、一緒に育てた作物も自慢の作品です。ぜひ、まるごとご賞味ください。

http://farmers-passion.com/

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